家づくりアドバイザーのささやき
『誌』
華の三職
皆さま、おはようございます。
今週も始まりましたね。
天気も晴れて、よいスタートとなりそうですね。
本日は、昨今の建築業界のお話を軽くお話をさせていただきます。
令和の言葉でいいますと、Z世代ですが。このZ世代が建築業界で就職したくない建築会社ワースト3位が
1位:鳶(とび)職人
2位:大工
3位;左官
3Kという言葉があるのはご存知でしょうか。(キツイ、汚い、危険)
上記の言葉が当てはまるのはZ世代にとっては人気のない職業になってきました。
江戸の文化を私が大学の時に研究していた時に記述があった史実では、江戸時代には職人と呼ばれる種類が140以上もあり
その中でも、大工、左官、鳶は「華の三職」と呼ばれ人々の憧れの職業でした。
現代でも高所を華麗に動き回る鳶の姿から「現場の華」と呼ばれています。
私もこの史実を知って、バイトで3年間、足場のお仕事をさせていただきました。
この三職の給料は江戸の町人の平均が300文に対し、大工、左官、鳶は540文もあったそうです。
弊社としては、大工さんも高齢化、若者離れ、人手不足など問題視されています。
そんな中でも、近年の建設業界は新3K(給料、休日、希望)に変えていく働きもあるそうです。
私は実際に大工さんが誇りをもって仕事している姿を目の前でみて、この光景を次の時代にも残したいと改めて感じています。