『誌』
おもい
皆さまおはようございます。
鳥取県も梅雨に入りましたが、日中は日差しが出てない分多少は過ごしやすいかなと感じますね。
最近は南部町という地域を回らせてもらっていまして、そこで不思議な出会いがといか深い出会いがあったのでそのお話を少しさせていただきます。
そのご自宅は、南部町で民泊を営む70代のご夫婦が所有するもので、築100年の二階建て古民家風の外観が美しく手入れされていました。
私「砂原建築企画です。」とインターホン越しに話すと。
奥さんは「ああ、砂原さんですね。今、向かいますね」とどこか慣れた温かみのある声で答えました。
奥様が「その節はお世話になりました。ありがとうございました」と仰ったので、私は思わず弊社で工事をされたお客様(以降OB様と呼ばせていただきます)かと思いました。
私「それは失礼しました。知らないうちにお邪魔してしまい、申し訳ありません。」と頭を下げながら言った。
奥さん「大丈夫ですよ、息子さんが3年前に砂原さんの会社で働いていたんですね。最後まで本当に良くしていただいて、感謝しています。」
その時はまだ、その方が弊社のOBだと思い込んでいました。
奥さんも快く「お家へ上がってください。」というので私は上がらせてもらい30分ほどお邪魔させていただきました。
会社に戻ってその出来事を上司に話したところ、「その方は砂原建築で工務(従業員)として働いていた人で、3年前に亡くなった」と聞かされました。
言葉を失うほど、言葉にできない感情があふれ出ました……
私なりの感想として、その方がまだ働きたいと願っているものの、働けない状況に置かれていることに対する悔しさを感じたと思います。それを考えると、私の現在の環境がどれほど恵まれているか、そしてそういった方々の願いも私が受け継いでいると強く感じました。
今日から、仕事に新たな気持ちで取り組むことにしようとおもい感じました。