『誌』
伝え方。
我が家は、リビングから繋がっているトイレです。
子供は昼間は一人で入れますが、夜、リビングが明るくても、怖くていけないから付いてきてが口癖でした。
ここで見てるから行っておいで、電気ついてるから怖くないよ、大丈夫だよと言っても、
怖いから嫌だ・・・と毎回毎回、夜は一人で断固として行きませんでした。
とある日は、いつものようにこのやりとりが始まったのですが、その日は少し言い方を変えてきたのです。
途中で、「僕は、怖いから、付いてきて」でした。
いつもの怖いから付いてきて、の言葉に、「僕は」を付けたことに、少し驚きと嬉しさがありました。
たまに怒った口調でしてほしいことを頼んでくることがあるので、
同じ頼むでも、人がやってあげようと思う頼み方をしてと、
そんな頼み方をしてたら、やってあげようという思いが無くなってしまうよ!といつも伝え、
たいていそうゆうときは、言い方を変え、ニコニコ笑顔で、可愛い声で、言い直します(笑)
子供が一生懸命話したいことを話してくれる時も、いまひとつ分からないときは、
その話を分かりたいけど、今のじゃ分からないから、別の言い方をして、とまだ小さい子供に言うことがあります。
そうすると言い方を変えてくれるので、分かるようになります。
そういったことが伝わっていたようで、こちらが言い方を変えてと言わなくても、「僕は」を付けてきました。
あなたがたが怖くないかなんかどうでもよくて、「僕は怖いってずっと言っているんだ」と、伝えてくれました。
僕が怖い状態にあると何度言っても伝わっていないと思い、言い方を変えたんですよね。
わたし自身も、怖いって言われているのに、怖くないよと言い続けて、「僕は」と付け加えられ、気づかされました。
一人で行って欲しいと思っていることを、怖くないよで片づけようとしていました。
わたしも小さい頃は怖がりで、怖くないと親に言われて、怖い場所に行かなければならず、
何度も悲しい思いをしたなと思い出しました。怖いものは怖いので(笑)
それ以来、進んでお付き合いをするようになりました。夜のトイレは(笑)。
子供に伝え方の大切さを改めて教えられた出来事でした。