『誌』
本物。
先週末は子供の行事に参加して参りました。
いつもですと半日で、すべてのクラスの子供や保護者が揃っておこなわれるのですが、
今年はコロナ禍で、二週に分け、さらにクラスごとにも時間を区切り、
他のクラスの保護者と重ならないように、退室、入室の配慮がされておりました。
参加できる家族も2人まで。
9月はじめに行われた運動会の時は、参加する家族の人数制限はなく、少人数でとのことでした。
そして、家族の氏名と体温、体調を書いた用紙を、当日の朝提出していたのですが、
今回は、同じような用紙の提出に加えて、入り口で検温もしての入室となりました。
例年ですとギュウギュウ詰めの状態で各々座るのですが、
今回ちらほら聞こえてきたのは、ゆったり座れて良かったね・・・といった声でした。
わたくしも実はそう思っており、窓を開けたままでしたので寒くはありましたが、
子供達からも、保護者の顏が見やすくていいのではないかと思いました。
ただ、先生方の準備は大変だったと思います。感謝、感謝です。
例年より、行事が少なくはなりましたが、できた行事は例年とは違い、感染防止対策のもと行われました。
例年通り・・・というわけにはいかなくなったことが多かった今年。
当たり前、例年通り、変わらぬ日常、といった変化のないことも平穏ではありますが、
有ることが難しい、有難いことだと思えた一年でもありました。
朝、家で目覚め、朝食を食べ、歯磨きをして、そういったことも有難いことだといえます。
出来なくなってからでないと気づけないものは、すべて、本物の有難いことなのではないでしょうか。
となると、普段から有難いことに囲まれていることになりますから、
なんてことない日常、それが本物の幸せであるのかもしれません。
出来ている今を、当たり前だと思わずに、感謝を忘れずにこれからも過ごしていければと思います。