家づくりアドバイザーのささやき
『誌』
湿度の調整力
室内の湿度を10%下げると体感温度は1℃下がります。
昔の家は、泥壁、土間、無垢の木、障子、畳など、湿度を調節する自然素材が室内に豊富にありました。
梅雨の時期は、これらが湿気を吸ってくれたおかげで、
昔の家は蒸し暑い夏にエアコンが無しでも過ごすことができたのです。
無垢の柱120cm角×3メートル1本でビール瓶2本分の水を吸放湿する力があります。
杉の無垢の床材15ミリ厚を8枚位で柱1本分になるから、これだけでもかなりの調湿性が得られます。
自然の力を使って健康的に過ごせる空間を考えてみてはいかがでしょうか。