家づくりアドバイザーのささやき

『誌』

熱の逃げを抑える

人体から熱が奪われる(または熱を取得する)のは、対流、放射、伝導の3つによりますが、

このうち放射(熱い物から冷たい物に電磁波が放出されて伝わる)と伝導(物の中を直接熱が伝わる)は、

部屋の壁面、床面の温度差が大きく関係しています。

その為、人体からの熱の逃げを抑えるには部屋の表面温度を上げる事が必要です。

特に足と接する床面の温かさが大切です。

実際、30℃の足の裏はコンクリートの上で5分経つと約24℃に下がります。

無垢フローリングの上だと約28℃、コルクタイルの上だと約29℃にとどまります。

体の冷えは快適性と健康(風邪、リュウーマチ、循環器障害、内臓障害)に影響します。

床で遊ぶことの多い子供や運動量の少ない人には特に配慮が必要。

居室の空気温度(床上10cmでの測定)より―2℃から+5℃の範囲にあるのが理想的です。

十分高い表面温度は、結露による建築被害や健康被害も防いでくれます。

対流熱で空気を温める方法より負荷がかかりません。

室内の表面温度を上げ、熱の逃げを抑え、健康な住まいと体をつくりましょう。


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