家づくりアドバイザーのささやき
『誌』
地鎮祭あれこれ
季節も良くなり弊社では3月下旬に向け、新築工事開始前の地鎮祭を予定しています。
地鎮祭はお施主様の繁栄と工事の安全を祈願する、昔からの伝統儀式です。
もともと自然の恵みのひとつである食べるものは神様から授かった惠みとも言われている由来があるようです。
そのため、感謝の気持ちを込めて神様にお米や野菜、果物、お魚などを献上し、
神様に繁栄と安全の祈願をする習慣があったのだと思います。
神社の宮司様へ地鎮祭の御礼としてお渡しする金銭は「御初穂料」といいます。
昔の人は神様のおかげで、自然の恵みを授かったこと、作物をつくる知恵や技術を学んだという敬意を表して、
その年、はじめて出来た稲穂(穀物)を神様に献上して、
その年の繁栄を祈願する風習があったと言われています。
これが「はつほ」という意味があり、
現代では穀物による御礼が金銭での御礼に変わったものだというお話しを聞いたことがあります。
ですから、神様への御礼のことを「御初穂料」と呼ぶようになったのでしょう。
私たちの生活の中でも、この自然の恵みは欠かせない要素のひとつです。
これからも有難い惠みに感謝して過ごしていきたいと思います。