家づくりアドバイザーのささやき
『誌』
耐震診断
皆さんおはようございます。
気温差が激しい毎日が続いておりますが、体調はいかがでしょうか。
気を付けてお仕事されてくださいませ。
ところで、本日は最近の気になっている住宅や建物に関する耐震についてのことを書かせていただきます。
皆さまはご自宅や職場の耐震性能について、気になったことはございませんか。
とっ言いますのも、伯耆町のご自宅に訪問させていただく機会が最近ありまして、その時に「能登半島地震で我が家の住宅の耐震は気にはなっているが、改修工事などをすると費用も高いし、家を継ぐ跡取りもいないし、私達夫婦はもう高齢なのでそこまでやらなくてもいいよ。」
という声が多いなと感じたと同時にその言葉にも考えさせられました。
我が国では、2000年以前に建築された木造住宅の約6割は耐震等級1に満たしていなくて震度6~7がくれば倒壊もしくは、半倒壊になる住宅が多くそれは伯耆町などにも数多くあります。
世界でも指折りの地震大国の日本ですが、欧米などに建築全般、遅れを取っている発展途上国の日本です。
建築の先進国でもあるヨーロッパでは国民の意識も同じく進んでおり、
「古い建物こそ補強をして後世に残して行こう」
という意識が根付いています。
素晴らしい考えが根付いているのだな~と感銘しました。
逆に日本では古い建物は壊して新しく建てようという考えが多いのですが、
そこに辿り着くまでには人やお金、時間など様々な力が必要になります。
耐震診断は人命にも関わってくることと思い今日は書かせていただきました。
その力を少しでも、小さくするために事前の備えをしていただけたらと思います。