家づくりアドバイザーのささやき

『誌』

新年の伝統行事

昨日は我が家の地区では伝統のとんど祭りがありました。

お宮さんをリヤカーに乗せ、各家庭を順番に巡回し、お神酒をいただきながら、その年の繁栄を祈願します。

今でも獅子舞いさんや天狗さんは健在で、大きな太鼓を叩きながら回っていきます。

幼少時の頃はお宮さんを迎えるご家庭ではご馳走をふるまい、

子供さんにはお菓子などを配る特別な行事の記憶があります。

近年はその行事も簡略化されてきておりますが。

夕方前には事前に用意した10メートルくらいの高さのある竹を中心にしてその下で火を焚いて、

昨年のお守りやお札、又、しめ縄などを焼いていただきます。

今、思えば昔の人にとっては相当な労力のいる大切な行事のひとつとして盛んに行われていました。

近年は世代交代もあり儀式自体も省略化されてきておりますが、私達にとっては大切な新年の伝統行事です。

今年は、コロナの影響や巡回路の積雪の問題もあり、かなり省略されての実施となりましたが

伝統の火を焚く行事のみはなんとか無事に実施されて良かったと思います。

子供の頃は楽しいひととき、大人になると神様のお手伝いのお役目などの作業が増えてまいりますが

各家庭の繁栄のために今のお役目の方から私達へと継承されてくる大事な儀式となります。

私達に代替わりしても、無事に儀式が遂行出来るよう、役目とあわせて勉強していかなければなりません。

ということで、昨日は地区の新年の繁栄を祈願したとんど祭りのおめでたい日でした。


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